地下鉄に乗るために地下へ降りたら
夏休みなので休日恒例の、うちの奥さまとちょっといいランチ、に行ってきた。今回は、虎ノ門ヒルズ。
真夏なので、食後はなるべく屋内を歩く。
Tデッキからオーバル広場へ出た。

《ルーツ》。文字のような線でできた、大きな人。
一緒に写真を撮って、それから森タワーの周りを一回りしてみた。
森タワーの外側は、草木の間をゆったりした階段やスロープが下っていくようになっている。せっかくなのでそのまま降りた。
下まで行って建物の中へ入る。
すると、ガラス張りの壁の向こうに、いま自分が降りてきたスロープが見えている。
外を歩いていたはずなのだが、建物の中へ入っても風景が切り替わらない。ガラス一枚をはさんで、さっきまでの坂道の続きにそのまま建物内部があるように見える。
そのまま中を歩いて、今度は上へ戻っていく。
このへんから、何階にいるのかがだんだんどうでもよくなってきた。
普通、大きなビルに入れば、「一階に入った」「三階へ上った」という感じがする。外へ出れば地面である。デッキなら、まあ二階ぐらいの高さにある橋だと思えばいい。
ところが虎ノ門ヒルズでは、そのへんがあまりきれいに分かれていない。
地面が坂になって建物へ近づき、階段になり、スロープになり、いつのまにかデッキになり、建物の中へ入ったと思ったら、またそのまま上へ続いている。
地面というより、巨大な立体地形の中を歩いているような感じがする。
山なら、登ったり下ったりしているうちに標高が分からなくなることがある。
(この辺、チャッピーの感想。山の経験豊富らしい)
そのあとmagmabooksを偵察。
これも、Tデッキを渡った先に本屋がある、というより、Tデッキの途中に本屋が差し込まれているような場所だった。
本を見てから帰ることにして、magmabooks横のエレベーターに乗る。
地下鉄の改札階へ降りる。
降りた先は地下だ。
改札を入った。
そしてホームへ行こうとすると、目の前に上りエスカレーターがあった。
上る。
地下鉄なのに。
お、おもしろーい。
虎ノ門ヒルズは最後に、「地下鉄だから下だと思った?」と、にやりと笑った。