Baden-Badenの木漏れ日
今までなんとなく行きそびれてた、バーデン・バーデンにようやく行ってきた。
ガイドブックとか見ると、温泉とカジノの街、とあって、公式観光ページを見ても、エステの案内みたいのが書いてあったりして、なんだかおじさん一人で行くには敷居が高い、と思ってた。いや、おじさん一人でも資産がもう3桁ぐらい多ければカジノに行けばいいと思うんだけど。
バーデン・バーデンのカジノは、浅田次郎の「カッシーノ!」にも出てきます。何年か前に読んだことがあって、うろ覚えながら、服装がちゃんとしてないと入れないと書いてあったなぁ、と思ったりすると、またこれが行きにくい。
で、こういう場合によくある通り、行ってみたら杞憂でした。バーデン・バーデンは通りすがりの観光客にも楽しめる、ゆったりした雰囲気の保養地です。
![]()
![]()
カジノは、浅田先生の本の通り、男性ならジャケット着用しないと参加できませんが、カジノがある建物クアハウスには、ガイドツアーに参加すると、ラフな格好でも中に入れてもらえます(€5)。
今のオーナー一族がここを始めたのは1855年で、その前だか直後だかにフランスで賭博が禁止されて、そのお蔭でフランスからの客がどっと流れ込んだのがバーデン・バーデン隆盛のきっかけになりました。
ルーレットやブラックジャックのテーブルの横には、クルピエが立ちますが、その傍らには更にマネージャーがテニスの審判席の背が低くなったようなイスに座ってぼーっと見張るそうです。更に、テーブルごとに7台の監視カメラが常時見張ってるんだとか。録画記録は7日経つと原則廃棄されます。
![]()
真ん中の貫禄のあるおばさんがガイド。
![]()
![]()
部屋の中はかなり飾り立ててあって、一つでも華やかなシャンデリアがいくつもぶら下がってます。天井にも絵が。
ルーレットのテーブル。手前から奥に向かって、赤と黒、奇数と偶数、前半(1-18)と後半(19-36)のマスがあります。一番手前に12P, 12M, 12D とあるのは、ここがフランス人向けだった頃の名残りで、最初(premier)の12個(1-12)、真ん中(Milieu)の12個(13-24)、最後(dernier)の12個(25-36)を表してます。
![]()
ブラックジャックのテーブル。
![]()
ポーカーのテーブルも。
![]()
さて、カジノの外に出てみると、今日は最高の天気。そして街の空気はとても保養地。
街の真ん中をOos川という小川が流れていて、その片側にはそれに沿って Lichtentaler Allee という遊歩道と緑地が走っています。
その反対側は結構上等な感じのするホテルの裏庭になっていて、遊歩道とホテルの間をつなぐ橋がたくさんかかっています。
なんとなく伊豆修善寺とか、元箱根あたりの風景を思い出す。あの辺も、川の向こう側に温泉宿が並んでいて、橋を渡って入ったりするんじゃなかったっけ。ここの宿に温泉があるのかどうか知らないけど。
木漏れ日が目に心地よいです。
鶴(だよね)が一羽、たたずんでました。
さて、カジノがあったり、上等のホテルがあったりで、ちょっと財布に余裕がある人にしか向かないように読めたかもしれませんが、ちゃんと、もう少し安い宿や、安いレストランもあります。Oos川から東に、温泉地区の方に向かうと、こちゃこちゃしたレストランや、手頃そうな宿も並んでます。
あ、温泉地区と言っても、温泉宿が並んでるわけじゃない。温泉療法向けの浴場(Friedrichsbad)とか、もう少し娯楽向けの温水プール(Caracalla Therme)とかが並んでます。カラカラ・テルメの方で泳ぎたい気もしたのだけど、水泳パンツの持ち合わせがないし、もう疲れたので今日は引き上げてきた。フリードリッヒスバートの方は水着要らないのだけど、値段がかなり上がります……