Chronicle (クロニクル)
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キックアスみたいな話だなと思ったら実はキャリーだった、と思ったら、なんと アキラだった、と見せかけて、えー オーメンかよ、という話。
Chronicle (邦題: クロニクル?)
[2013年8月16日追記:9月27日から首都圏限定公開だそうです。チラシの写真も追加しました。]
これ、面白いです。最初に書いた通り、話の転がる方向が変わったり、エスカレーションが派手だったりで、飽きさせません。
主人公は高校生3人。ある晩、空き地に開いた穴に入っていくと、ねずみ達が餅つきをしていました。 いやいやいや、謎の物体が怪しく光っていました。その光を浴びた三人は、手を触れずに色んなものを動かせるようになりました。(笑う大天使かっ!)
最初はボールや小石を持ち上げる程度でしたが、慣れるにつれ、車も引っ張れるように。
三人の中で一番地味だったアンドリューも、全校生徒の前で「マジック」の舞台を演じ、一躍注目の的に。ガールフレンドもできてわが世の春。この辺がキックアスっぽいところ。
のはずだったんだが、ここで話は暗転。英語のセリフが聞き取れず、何があったのかよくわからない。女の子は「キモッ」と言って去っていく。
元々彼の家庭は母親が病気で入院していて、父親は何かと彼を虐げるタイプ。そしてあるとき彼は暴発し、事故が起きる。この辺がキャリー。いや、キャリー見たことないけど、たぶん。
で、まだまだ話は妙な方向へ妙なことをきっかけに転がっていきます。
ブレア・ウィッチ・プロジェクト式の、全編アンドリューが撮っているビデオという設定の映画。時々他の人が撮っているビデオや、建物の監視カメラに移っていたビデオなどが混じります。
そのせいもあって、いわゆる「奇妙な味」の物語になっています。「世にも奇妙な物語」とかにあっても違和感なさそう。
以下、ネタバレ。
スティーブが他の二人を呼び出して、「どこにいるんだよ」「上だ、上を見ろ」のあたりは楽しい。他の二人も真似をしようとしてしくじってるあたりもいいし、その後突然画面が雲海に変わるのもいい。ここだけ見ると、アイアンマンにもあったようなシーンに見える。
で、結局この3人は、「♪そ~ら~をじゆ~に飛」べるようになります。マトリックスのラストシーンのネオのごとく、地表から垂直に飛び立つシーンもあります。
ラスト近くには、アンドリューとマットが、ネオとエージェント・スミスのように空中で戦うシーンが。 冒頭のシーンからすると、展開があまりに遠いところまで流されてきていて、はるけくもきつるものかな感が強いです。
この放浪するストーリー展開、角を一つ曲がるごとに違う国にたどりついてしまう様子をもう少し書いてみます。
母親の治療費を稼ごうとして、強盗を始めるのは予想が付いた。最初はいじめっ子がターゲットなのが、これでは儲からんとガソリンスタンドに向かうのも想定内。スタンドの店員が銃を持ち出してアンドリューを狙うのも、まぁそうなるよね、でOK. でもアンドリューが吹き飛ばした銃が暴発してガソリンに引火し、爆発してアンドリューも巻き込まれて火達磨になり、そのまま入院、という展開には驚いた :-O 。
こう書くと、長いシーンのようだけど、実際にはあっと言う間なので、驚いている間においていかれそうになる。こういう、予想外の方向への展開が素早くピシピシと何度も繰り返されるのがこの映画のいいところ。
最後のシーン、マットが雪山でビデオカメラに向かって一人語りをしているシーンが良く分からなかった。このシーンでは何か意外なことが起きていないといけないはずなのだけど、それが何か分からない…だれか教えてください。
と、いうわけで、これはDVDでもう一度みたい映画のリスト入りです。