Speyer の芸術祭
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もう先週の金曜の話なのだけど、近くの町 Speyer で、街中の博物館や教会やギャラリーが参加するイベントがあった。 6€払うと、参加施設に入り放題。
開始時刻は 19:00 で、夜 2:00 まで続く。夏至直前だったので、22:00 くらいまでは明るい。
上の写真は、クーアプファルツ歴史博物館。すでにこの名前からして、ドイツの歴史を勉強しないとなんだか分からない。クーアプファルツ=プファルツ選帝侯領。だから選帝侯って何?プファルツって?大変敷居が高い。
まぁ、あれだ。日本でいうと安房とか駿河とか越前とかの古地名だ。東京や横浜は知ってる外国人でも上総・下総は読めないだろうし、音をきいても漢字は出てこないだろう。上野・下野は日本人でも読めない人多そう。紀伊や河内はどうだ。あー、話が逸れましたね。
その敷居の高いところでやっていた今年の特別展のテーマが、 ザーリアー朝。だから聞いたことないって…
はい、この特別展で少し勉強しました。神聖ローマ帝国の王朝で、11世紀頃に、ドイツ南部からイタリア北部にかけてを支配してました。コンラート2世に始まり、その後ハインリッヒ3、4、5世の三人が続きました。
かの有名なカノッサの屈辱は、1077年に、このハインリッヒ4世に起きた話。もっとも、3日間雪の中で立ち尽くして教皇の許しを請うたというのは史実と違うらしい。破門を解いてもらうためにカノッサまで出かけたのは本当。
王冠とか羊皮紙に書かれた本とか剣とかの展示物を見ていると、おとぎ話っぽい世界が本当にあったことが、しかもかなりシビアな世界だったのが感じられて楽しい。
実は、去年たまたま Speyer に行った日にこのイベントをやっていて、そのときはこの博物館だけを延々見て回ったのだった。広く、そして深い。地下2階か3階くらいまであって、下の階ほど古い時代の展示になっている。ローマ時代の展示とかも豊富。
なので、今年は歴史博物館はささっと見て終わりにして、町の中のほかの施設を見て回った。
教会ではパイプオルガンの演奏やコーラスがあったり、ギャラリーでは現代美術の展示があったりする。とある教会でも今の芸術家の作品が展示されていて、中に、焼物を展示されている日本の方がいらしゃったので、ちょっと話をうかがった。海鼠釉(なまこゆう)、という種類の釉薬だそうで、名前に違わず見た目にぬらぬらして生き物っぽい。色々教えていただいてありがとうございました。
しかし。やはり観光は高いところに登らないと物足りない。そして今年初めて、 Speyer にも登れる高いところがあるのに気がついた。
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この塔の名前は Altpörtel ― 辞書引いてもでてこないんだが、やっぱり古門って意味らしい。普段の日も登れます。大人 1.5€。
早速登ると、中はいくつかフロアがあって、展示物があったり会議室があったりする。で、展望台からの眺め。
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はい、世界遺産、大聖堂(画質悪くてごめんなさい)。大聖堂は去年見たので今年はパス。
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それより、大聖堂までの目抜き通りがなんだかグネグネしているのが気になる。
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地図をみても、 Speyer の町にはびしっとした通りがない。太い道のすぐ横を細い道が寄り添っていたり、無計画に湾曲した道があちこちへ延びている。
中世の町がそのまま今につながっているような気がする。