Source Code ポスター

分かりもしないドイツ語で映画を見ると、ストーリーを推理する楽しみが倍に!

Source Code (邦題未定?: ソース・コード)

[2011年8月3日追記。邦題、いつの間にか決まってました。

ミッション:8ミニッツ

割合いいんじゃないかな。でも、これ “8” は「エイト」って読ませるんだろうか。映画館で、「みっしょんはちみにっつ2枚」とかいうとけげんな顔をされたりするんだろうか。略称は、「みっしょんはちみつ」でどうか。 ]

目が覚めると主人公は、見知らぬ美人と列車の中、自分が誰でどこにいるかも分からない。トイレに入って鏡を見ると、そこには見知らぬ男。おたおたするうちに列車は止まり、人が乗り降りして、また走り出し、さっきの女性と「いったいどうなってるんだー」と言い合う間に通路の奥から吹き出てくるのは爆炎!

「8時48分、僕わ、死んだ」

あー、この世で一番嫌いな映画を思い出してしまった。いやいや、あんな憂鬱な映画じゃありません。そうかな… いやいやハッピーエンドだし。とはいうものの、あれはあれしてるし、うーむ。

このままほのめかしていてもしょうがないので、まず、ネタバレなしで言える範囲のことを書く。

楽しいです。お勧めです。話の展開早いです。引っ張りません。さくっと解決します。解決してから少し引っ張ります。最後終わったかな、と思ったら終わりません。と思ったら終わってました。シカゴの町並みが美しいです。放射能出てきます。シカゴから退避する人々の描写は車の渋滞です。アメリカ映画の避難民は必ず車で渋滞するなぁ。

込み入った話ですが、描写が丁寧で親切なので、あまり混乱しないと思います。とある事情でドイツ語吹き替え版を見てしまい、結局ドイツ語は殆ど分かりませんでしたが、充分楽しめる程度にストーリーが分かりました。分からないところは、冒頭に書いた通り、もともと「どうなってんだー」って映画なので、推理する楽しみが増えたってことで。

あ、そういう映画なので、まだ見てない人は、まず見てきてください。以下ネタバレ。

もう、いい、かい。

まー、だだ、よ。

もう、いい、かい。

もう、いい、ね。

どうあっても思い出さずにはいられないのは、ジェイコブズ・ラダー。もうてっきりそういう仕組みだと思ったのだけど、で、まぁ大体そうだったみたいだけど、ちょっと違いましたね。生きてましたね。「だから魍魎は苦手だといっただろう。」…今の誰?!時々出てくる。トラウマ。「ほぅ」とか言ってたし…だからやめてくれーっ。

ループ物って点では、魔法少女まどか☆マギカがまだ新鮮で鮮烈な印象だけど、バンテージ・ポイントもわりと最近で、どれも全部良かった。繰り返しの回数でいうと、さっきも書いたとおり、あんまり引っ張りませんでしたね。

あっちの世界とこっちの世界って意味では、インセプションとも、アバターとも関わりあるな。ラストシーンが良く分からなかったのだけど、どうやら、現実世界の底が抜けちゃったことにしたみたいですね。現実とシミュレーションの2層のはずだったのに、最後の最後でn層にしてしまった。たぶん。

ええと、ちょっと分かった(つもりの)ことを整理しておこう。

・コールター大尉は生きているが、アフガニスタンでの戦闘で重傷(ほとんど致命傷)を負い、某組織(シカゴ警察?にしちゃ異常な機能を持ってるけど)のオフィスにある生命維持装置の中で生かされている。

・生身の体は目も耳も聞こえていないが、意識はあり、脳と直接やりとりすることで、カメラ・マイク・スピーカー越しに外界とやりとりすることはできる。この時、彼の視点では、戦車か宇宙船のようなカプセルの中でモニターとマイク越しに外界と話しているつもりでいる。

・列車の爆破事件が発生しており、その列車が爆発する8分前の状況から始まる精密なシミュレーションが作り出す世界の中に、某組織がコールターを何度も送り込む。その世界の中では彼はショーンの視点でものを見る。その世界で死んでも、ショックは受けるが、直ちに影響はない。カプセルの中に戻ってくるだけ。

・列車の爆破事件はすでに起きてしまったことで、コールターの役割は、列車の中の状況から、犯人を割り出すことだけ。爆破事件自体はもう防げない。なぜ列車の中の状況を精密に再現できるのかはよく分からなかった。要はその状況をシミュレーションする「ソースコード」があるから、ということらしかったが、なぜそんなものがあるのか。ショーンがなんらかの記録装置(超越的に進歩したフライトレコーダーみたいなもの)を持っていたのかなぁ?するとショーンって何者なんだか…

最後で現実世界の底がぬけちゃった、ってのは、グッドウィンさんのセリフがちゃんと分からなかったので、間違っているかもしれないけれど、コールターはショーンになってクリスティーナと一緒にシカゴに住み始めてしまったようだし、そのシカゴにもグッドウィンやその上司が某組織で仕事をしていて、そのオフィスにはコールターの体もあり、そのコールターもシミュレーションでの操作をさせられているらしく…

コールターの最後のセリフ、というかグッドウィンへのメールの中で、「もう一つ新しい世界ができた」とかなんとか言っていたような気がするのだが、それはかなり無理があるというか興をそぐ設定のような…ハッピーエンドにするためには、そうせざるをえないのだけど、私としては、グッドウィンが赤いボタンを押して、列車の中のキスシーンで時間をとめて、それでそのまま終わりでいいと思う。コールターがショーンとして生きた世界は、グッドウィンたちの記憶にだけ残って消滅、がすっきりして潔い。この感覚は我ながら、ちょっと年寄りくさい気もするけれど。

さて、どのくらい当たってるかな?これから他の人のネタバレ記事を見に行こう。

P.S. 主役のジェイク・ギレンホールは、プリンス・オブ・ペルシャのダスタン王子でした。えーっ!わたしゃずっとあれはオーランド・ブルームだと思い込んでたよ。どこで勘違いしたんだろう… Love and other drugs でも楽しそうだったな。 プレデターズのエイドリアン・ブロディにも似てる気がする、とかいうと、全く顔の見分けが付いてないのがばればれなんだろうな。