グリーン・ホーネット
アメリカのヒーローもので、吉本新喜劇をやってみました。「今日はこのくらいにしといたるわ。」
** グリーン・ホーネット ** The Green Hornet
カトーが凄い奴らしいと気がついて、色々質問を始めるブリット=グリーンホーネット。
「生まれは?」「上海だ」「そうか、日本は大好きだ」
この時点では、私はまだ真相に気が付かず、脚本がおかしいのか、たまたま上海で生まれた日本人なのか、などと考えていたのだけど、もう少し見て、ようやく気がついた。ブリットはアホなのだと。上の会話は、ブリットがアホであることのアピールなのだと。
カトーの天才ぶり、武術の達人ぶりを見て、「俺達二人でスーパーヒーローになれるぜ」と言い出すブリット。自分には何も特別な能力がない(まぁ新聞社のにわか社主だけど)ことは全く気にしていない。
以降、あらゆる仕事はすべてカトーがこなし、ブリットはヒーローになったことに浮かれるだけ。
これに対する悪党の親玉チュドノフスキー。ギャングのボスにしては渋い、枯れた風貌で、最初のうちはとても恐いキャラなのだが、中盤で突然、ブラドノフスキーに改名を決意し、真っ赤なスーツを着て、決め台詞を得意げに部下に語り、さらに
「俺がいかれてると思ってるだろう…俺もそう思う」
と、 外山恒一 みたいなセリフを吐く。どっかで見たことあるなと思ったら、「イングロリアスバスターズ」の各国語ペラペラのユダヤ人狩りのナチの人だった。おお、オスカー俳優が何やってんの。
スーパーヒーローらしい能力がない一般人がスーパーヒーローになろうとするコメディ、という点では、キックアスと同じ。が、キックアスがどこかお洒落なスマートなコメディなのに対し、こちらは、吉本新喜劇的なベタな笑いを取りにくる。で、そういうコメディにキャメロン・ディアスはぴったり。コメディならジェニファー・アニストンでいいか、というとちょと違う。
スーパーヒーローがわざと犯罪者としてデビューして、さらに自分の新聞社で危険な犯罪者として煽らせるとか、「ダーク・ナイト」もあきれる設定があったりして、色々ひねってみた感じがあるのだけど、これで笑えるのは新喜劇のベタなギャグを楽しめる人だけだろうな…。
私が好きだったのは、奥目の八ちゃんや船場太郎が出てた頃でした。カンペイちゃんが若手だったころね。