うち(単身赴任で日本に残してきた家族)は無事。ともかく今の所。神奈川県だし。

毎朝、日本とスカイプ (Skype) で家族と連絡を取っている。日本時間で午後2時半から3時頃にかけて。そうしたら金曜の朝、まさにスカイプ中に地震が来た。

ビデオ付きなので揺れてる様子が分かる。尋常でなく長く揺れているのも分かる。妻と子供達は閉じ込めを恐れて家の外へ逃げた。私とスカイプ中のPCは家の中に置いたまま。映像が震えている。壁に掛けたカレンダーが揺れている。ガチャガチャと音がする。今考えると食器棚の食器の音だろうか。

とりあえず収まって、家族が3人とも無事なのをスカイプビデオ越しに見て、すっかり安心して会社に行く。夜9時ごろに家に帰ってネットを眺めると、原発のニュースがたくさん出ていて、急に心配になる。日本でいうと土曜の朝5時から7時くらいにかけて、ネットにかじりついて日本の情報を見る。 Ustream でNHKを流してくれていた人たちに感謝します。 KeyHoleTV も役に立った。 Twitter を見ると、何度も余震が来ている様子が分かる。「あ、また揺れた」というツイートが流れるので。

スカイプも Ustream も本当に画像がきれい。かつこんなときでも途切れない。 KeyHoleTV は元々そんなに絵がきれいではなくて、しかも、アプリ起動時のログインを受け付けるサーバが重くなったらしく、何度かログインが失敗した。

こっちの23時過ぎ、日本の朝に妻とまたスカイプで話して寝る。が、4時過ぎに起きて、ネットを眺めたら、すっかり目が覚めてしまい、ネットにかじりつく。福島原発のニュースをずっと追いかける。

NHK に出ていた専門家の先生が交代している。さっきまでの先生は地震・津波の専門家で、今度の先生は原発の専門家ってことか。

Ustream で NHKを、TBS は TBS のサイトで、 KeyHoleTV で日テレを見る。 複数チャネル受信していても、どれも映像はきれい。

Twitter をずっと見ていると、出元の怪しい情報が流れる。しばらくすると、「…はデマです」という情報も流れる。落ち着いて、脊髄反射しなければ、デマはデマと分かる。それ以上に有用な情報が早く流れるので、 Twitter はとても有用。適宜情報を拾って、スカイプで妻に連絡する。

節電、自粛、不謹慎、日本人すごい、海外から賞賛の声。おかしな空気が Twitter にもネットにも満ちる。

節電は、日曜になって具体的に足りない量が判明し、かつ輪番停電=計画停電が発表される。さらに、関東と東北以外で節電してもなぜ役に立たないか、を具体的に説明したサイトが現れる。

自粛、不謹慎については、日曜になって、そういうのやめようよ、という論調が目立ち始める。これとか、これとか。少なくとも、自粛ムード一色にならないだけの多様性はあるようだ。
不謹慎を言い募る人たちにどこまで届いているのかは分からない。

日本人すごいのはいいのだが、日本人以外もすごい。

日本の土曜日の17:00すぎになって初めて、福島第一原発で爆発が15:30頃に起きていた、というニュースが流れ、一気に不信感が湧く。情報の公表が遅いのは、なんらかの調整をしているからとしか思えない。ということは、出てない情報もある可能性が高い、と考えて、初めて確定ニュースに基づかない、憶測で、妻に「危ないかも」ということを言う。日本の20:00頃に、あれは水素爆発で原子炉本体は無事、海水ぶち込みを決定、というニュースが流れて、あせりがかなり取れる。

この頃、自分で Twitter に何か書こうという気がまるで起きない。普段から自分の身の回りのことしか書かないが、この状況でドイツで昼飯に何を食ったということを書く気にはなれなかった。逆に、何か役に立つことを書こうとしても、確かな情報が手元に何もない。ひとのツイートを見て、時々有用と思われるものをリツイートだけしていた。非公式リツイートの害、を今回改めてとあるサイトで読んで、納得し、震災関係の情報だけは公式リツイートのみで扱うことにした。もっと落ち着いたら、気楽なツイートはやっぱり RT すると思う。

土曜の午後、日本はもう深夜になり、日本の家族も寝てしまったので、買い物がてら街に出る。ハイデルベルクは、もう言い訳の余地がないほど春。「春になったらジョギングを再開する」と言い続けていたのだが、そろそろ始めないとまずい。ハウプトシュトラーセは渋谷並みの人混み。逆に家電量販店内は閑散。

日曜の朝、延々12時間寝て、日本からの電話で起こされる。日本は計画停電が発表されている。グループ分けやスケジュール情報がなかなか出てこない。出てきたと思ったら、なぜか昔の FAX のような歪んだ画像の PDF。紙資料をスキャンしたものなのか?内容はまっとうなので、多分本物なのだけど… 東電のサイトは重くて見られない。 そのうち、地名の表記に間違いがあるので訂正版が出る、らしい、という情報が流れ始める。それと前後して、毎日新聞のサイトに、歪んだ画像 を元にしたらしい、テキストデータになった情報が掲載される。訂正版ともなんとも書いてないので、最新データなのかどうか分からない。歪んだ画像によれば、うちは、複数グループに載っている。

しばし、やきもきしていると、きれいにフォーマットされた PDF へのリンクがツイートされ始めた。東電サイトの URLもあり、これは信用してよかろうと判断する。これで、うちは一つのグループに確定した。が、うちの親の家の住所の地名については、複数行の記載があり、つまりどのグループになるか分からない。東電のトップページは相変わらず重くてみられない。同じ東電サイトでも PDF は問題なくダウンロードできるのに。トップページには、普段ネットをあまり見ない人も含めたアクセスが集中しているのだろうと想像。

日本とドイツで遠く離れていても、スカイプでビデオ付きでつなぎっぱなしにでき、同じNHKを見ながらあーだこーだ家族と話ができるのはとても助かる。スカイプごしに聞こえる地デジ NHK の音声と、 Ustream の NHK 音声では、後者の方が3秒ほど遅れてました。

日本での今後の生活を手伝えないのは心配だけど… すでにうちは近所のスーパーやコンビニでの買い物競争には出遅れた。まぁ、日本に居ても思いつかなかったかもしれない。