えー、初めて赤のゲートをくぐってきました。

「フランクフルト空港 税関」で、ちょっとググってみても、厳しいと大変評判のフランクフルト空港の税関です。

が、厳しいのは、緑のゲートを通ろうとしたら、個人ユースのPCなのに、時に商用輸入を疑われて、税金取られちゃうことがある、って話であって、今回の私は、商用輸入を正直に申告して税金払ってくることがミッションなので、なんら恐れることはないのです。ないのですが、なぜか緊張しました。

が、赤のゲートに行って見ると、まず、係員が誰もいません。私より先に来て待っている日本の方がいらっしゃいます。カートに大きな荷物をいくつも積んでいて、某放送局の方々でした。「えーと、どうしようかなぁ」と思ったら、その方が話しかけてくださって、

「今閉まってるみたいで、そこの赤い電話でさっき連絡したら、こっちに向かいますって言ってました。我々はちょっと特殊なんで、扱い違うかもしれなくて、そこの赤い電話で連絡すると良いかもしれませんよ。」

ってことなので、お礼を言って赤い電話の所に回ると、確かに、さっきは気がつかなかったけど、ドイツ語と英語で、「この電話で連絡してください。なお黙って通り過ぎると発覚した際酷い目にあいますよ」とかなんとか書いてある。で、赤い電話の受話器を上げたときに、係員が到着しました。制服姿の若い女性と男性の二人組み。

放送局の方は、あらかじめ記入した書類を持ってきていて、それを渡して内容をチェックして承認印みたいのを押してもらってました。そちらの手続きが済んだところで、「ハロー」と声をかけて「申告するものがありまーす」と説明。英語で。

現物を見せて、日本語のレシートを見せて、用途をざっくり言ったら、「分かりました。ここじゃなくて別のホールで手続きしますからついてきて」と。

係官と一緒に空港の建物の反対側へ。左右対称の空港の建物の反対側の税関にいくと、そっちは開いていて、もう数人係員がいました。

そこで係員がPCで書類を作り始めて、氏名住所だけ別の紙に書いて渡して、後はお任せ。税率19%で、クレジットカードで払って領収書を貰いました。書類作成で15分くらいかかったかなぁ。

なんかね、もう途中からとても愛想がいいの。ドイツのお役所って不親切ではなくても笑顔はないのが普通なのだけど、「住所と氏名をここに書いてください。はい、いいですよ。あ、会社名と住所もね。税率は19%で、税金は… €です。いいですか?クレジットカードでももちろん払えますよ。はい、ここにサインしてください。こっちの書類とレシートには同じ案件番号が書いてありますから、もし必要になったらそれで対応付けを説明してくださいね」などなどのやり取りをずっとニコニコしながらやっていて、ここは日本かと思いました。美人の女性係員だったので、思わず勘違いしそうになったくらい。

あれかなー、多分、係員がみんな英語が達者で、英語でのやり取りがおっくうじゃないからなんじゃないかなー。

あと、ブツがちょっと珍しいものだったので、男性係員も何人か寄ってきて皆で眺めてあーだこーだ言ってたのも雰囲気を和やかにしたかもしれません。「品名はどうしようか」「○○でいいんじゃない」「ふーむ、□□だ」(ブツのスペックを見てつぶやく)。

一方、私と並行して手続きしていたおっちゃんが凄かった。ロシア人らしく、殆ど片言のドイツ語しか話してなくて、それもロシア語と混ぜて話してるのだけど、堂々となにやら主張している。
「コレ私のない、コレ私のない、えー、あっ、ともだーち、ともだーち」
(「コレ」はロシア語、他はドイツ語だけど、私が聞いてすらおかしいと分かるドイツ語)
「来い、来い」
(カウンターの向こうの係員を振り向かせようとして)

あれに比べたらドイツ語の知識だけは私の方がずっとある。もはや喋れません、とか言ってちゃいけないと思いました。