一つの指輪

おおっ、「一つの指輪」だっ!

娘たちの古くなったおもちゃを、ブックオフ系のリサイクル店に持っていった。査定待ちの間、店の中を見て回ったら、指輪物語のボードゲームを発見。やったー。カプコンの日本語版。1000円。

で、家に帰って開けてみたら、なんと新品。わーい。厚紙のチップなどが台紙から外されてないから、再包装ではないと思う。

新品

さらに、ビニールの封を切って、ホビットたちのフィギュアを取り出すと、ぎゃー!
メリーの首がポロリ。あ、フロドの両足も切断されている!

が、アロンアルファで事なきを得る。見よ、ホビット5人衆の勇姿。

ホビットたち他のフィギュア

後ろにある黒いフィギュアは、耳をぴんと立てた黒猫(by 娘)、ぢゃなくて、サウロン様。

早速娘と一緒にやろうとしたのだけど、娘は指輪物語なんて知らない。歳の割にはよく本を読むので、「読んでみたら」と言って「旅の仲間・上」を渡すも、少し眺めて、「無理!」と宣言されてしまった。

次は映画のDVDを見せる。映画のイントロは、いにしえのサウロンとエルフ・人間連合軍の戦いから、イシルデュアの早死、ゴクリが指輪を手に入れ、ビルボにそれを奪われるまでを、実にうまくまとめてある。背景を分かってもらうにはとても便利。さらにビルボの誕生日パーティーからビルボが指輪を置いて出発するまでを見たところで、娘が「面白そうだけど、怖いのが出てきそうだから見ない!」と宣言。

が、娘はゲームがやりたいので「とにかくやってみようよ」ということに。

で、やってみた感想は、「なんだー面白いじゃない」と。確かに。僕も同感。はらはら感、追い詰められて苦しくなっていったり、思いがけず一息つけたり、という、緩急のメリハリがとても利いている。

でも、やっぱり事前に映画をイントロだけでも見せておいたのがよかったと思う。ガンダルフとかフロドとかサウロンとかゴクリのイメージがすでに分かっているし、指輪の禍々しさも伝わっているし。さらに、裂け谷とかモリアとかロスロリエンとか全部僕が解説。やっぱりお話を知っている方が面白いはず。

ゲームのルールもかなり変わっていて、ボードゲームというより、テーブルトークのロールプレイングゲームに近い。そもそも、ゲームの目標はサウロンに負けないことなので、プレーヤー同士は競争せず、むしろ力をあわせる必要がある。

主要なシナリオが4つ(「モリア」「ヘルム峡谷」「シェロブの洞窟」「モルドール」)あって、順番に進む様子は、紙芝居っぽくもある。娘は、シナリオが終わることを、スーパーマリオとかの「ステージクリアってことね」と理解した様子。

そこそこ色々ドイツのボードゲームをやってみたが、まだまだぜんぜん違うルールのゲームに出会えるのが驚き。

プレー中

まだ2回しかやってない。1回目はシェロブにやられ、2回目はモルドールで先にフロド、次に指輪所持者のサムがサウロンにつかまってダークサイドに堕ちてしまった。

ホビット以外の登場人物のうち、味方は、大体特殊カードにとして登場する。味方のカードはフロドたちが前に進むのを助けてくれる。一方、敵は、イベントの説明の中だけに登場し、それにあわせて色々とひどいことが起きる。具体的にどんなひどいことが起きるかは、特別なサイコロを振って決める。だから、サイコロを振れ、というのは災難の前触れ。

それが分かってみると、ゴクリカードがよくできている。カードになっているということはゴクリは味方でもあって、実際、アラゴルンやアルウェンですらフロドたちを二歩進ませる力しかないのに、ゴクリだと三歩進む。すごい。しかし、敵でもあるので、三歩進んだ後、サイコロを振らなければならない。嫌な感じ。

が、これまでの2回では、2回とも、ゴクリを使った時のサイコロは真っ白な目が出た。この場合は何も起きない。娘は「ゴクリっていいやつじゃない」と言ってます。

フロド

結構いろんなカードがあって、1回目はカードの効果を覚えるのが大変。

悪いイベントの中に、せっかく貯めたライフポイントや盾や手札を何枚も捨てれば助かる、というのがあって、これが起きたせいで泣く泣く二人で色々手放した。それから少し後に、僕の手札の中に、このイベントをなしにできる、という特殊カードが入っているのを娘が発見した。

みるみる険しくなる娘の表情。「お~と~う~さ~ん~!」。

サウロンの目に睨まれたフロドの気持ちが分かった。