娘と一緒にカードゲーム
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今回のお土産は、「本物カタン」だったんだが、上の写真は、それじゃなくて、カタン:二人用カードゲーム。
カードゲームの方は、去年買って帰ってやってみたものの、なんだか難しいし時間が掛かるしで、面白そうだけど辛いゲーム、という感想だった。
ところが、今回、本物カタンをやってみて、で、もちろん面白かったので、カードゲームの方もほこりをはたいてやってみたら、打って変わって面白い!
娘も、両方を何度もやってみた上で、「カードの方が面白いかも」と言ったので、決してマニアックな面白さというわけではないでしょう。
その辺、説明を試みます。
[基本的なこと]
二人専用ゲームです。
カタンのように、毎回さいころで決まる資源が手に入って、特定の資源の組み合わせで道や村や建物その他が作れます。そうして町の発展を表すポイントが12点先にたまった方が勝ちです。
初期配置はこんな感じ。
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各プレーヤの目の前に並んでいるのが、自分の町。真ん中に「村-道-村」という並びがあり、各村の周りの四隅に、地形カードがあります。もう少しアップで見ると、
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地形カードの真ん中にはさいころの目が書いてあります。さいころでその目が出たら、地形ごとに決まった種類の資源がひとつ、手に入ります。
手に入った資源の個数は、地形カードの向きで示すようになってます。地形カードのふちに、ひとつ、ふたつ、ないしみっつの資源の絵が描いてありますね。資源の数に応じて、地形カードの下辺にその個数の資源が来るように、カードの向きを変えます。上の写真だと、どの資源もゼロです。
[よくある展開]
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この写真の真ん中の3つが、左から村、道、町カード。左端はイベントカード、右端は追加の地形カード。必要なだけの資源を貯めてから使うと、道や村や町が作れ、新たな村を作ると、その周囲に新たな地形カードを二つ置くことができます。たとえばこんな感じ。
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最初からあった村の左に、道と村をひとつずつ作って、新しい村の左上(と左下)に小麦畑ができてます。で、ここで元からあった小麦畑と新しい小麦畑を隣接するように並べることがポイントで、こうすると、その間に置いたスペシャルカード「風車」(隣接する小麦畑から一度に二つ麦が取れるようになる)を両方に効かせることができます。これはオイシイ。
[ダークサイドのパワー]
が、いつもこの形が作れるとは限りません。風車カードは一枚しかなく、相手が先に手に入れて、自分の村の周りに置いてしまったりします。しかし、そういうときはあわてず騒がず、こういう攻撃を仕掛ければよいのです。
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この2枚のスペシャルカード、左は放火魔、右は斥候(スパイ)です。放火魔を使うと、相手がすでに置いた建物を焼き払って、手札に戻させることができます。また、斥候を使うと、相手の手札を全部眺めた上で、好きなカードをひとつ抜き取ることができます。
なので、まず放火魔で風車を焼き払って手札に戻し、すかさず斥候で畳み掛けて、風車を奪ってしまうことができます。
この悪辣なコンビネーション攻撃を最初に仕掛けたのは娘。鬼のような所業じゃ。
[スペシャルカードの5つの山]
そんな感じで、このスペシャルカードがいろいろあるのが本物カタンとの大きな違いなんですが、最初に感じた面倒くささの元にもなっていました。
だって、なんだかスペシャルカードの管理ルールが変で、意味が分からなかったのですよ。
1.スペシャルカードは5つのほぼ均等な山に分けてテーブルの中央に置いておく。
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「え、なんで5つに分けておいたりするの?」
2.スペシャルカードは常に3枚ずつ持っておける。
ゲームをはじめるときには、一方のプレーヤーが山をひとつ選んで中を眺めて、好きなカードを3枚選んで取ります。次にもう一方のプレーヤーが別の山を選んで同じようにします。
3.スペシャルカードを使ったら、自分の番の終わりに補給する。補給には二通りの方法がある。
a. ある山の一番上から一枚引く。
b. 資源を2つ使うと、山をひとつ選んで中を眺めて、好きなカードを一枚引ける。その際、山の中のカードの順番を変えてはいけない。
手持ちのスペシャルカードが3枚になるまで、これを繰り返す。
「中を見て選ぶのに、シャッフルしないで順番そのまま?」
4.補給してもしなくても、自分の番の終わりにはスペシャルカードを1枚取り替えることができる。このときも、単に一枚引くか、資源を二つ払って、山の中を見て引くか、選ぶことができる。
「え、なんで補給直後でも取り替えられるの?」
まぁ、だいたいこんな感じで、去年やったときは、補給するときにどの山から補給するかを決めるのが面倒だし、わざわざ資源を払って中を見る意義もよく分からなくて、選択肢が多いだけ面倒に感じたのでした。
が、本物カタンをやって、意味が分かりました。本物カタンにおける、地形カードの並んだ島に相当するのが、カードゲームカタンでは、このスペシャルカードの5つの山なんですね。
本物カタンでは、島の中の地形カードの並びをよく見て、どこに村や町を作るのが有利かをよく考える必要があります。
カードゲームカタンでは、町や村の並べ方はは一直線と決まっています。地形カードの並べ方は自分で決められます。だから、そこは本物カタンと違って、考えどころではありません。
むしろ、スペシャルカードの5つの山を、積極的に資源を払いながら中をみてよく調べ、いつどのカードを取りに行くかを考えるのが、このゲームの面白さだと思います。
手元には3枚しか持てないし、ゲームの中盤や後半でないと意味のないカードも多いので、ほしいカードをすぐ取ればいいわけではありません。なので、どの山にほしいカードがあるかを覚えておくのはとても重要です。
また、補給の際に資源を払って山の中を見るときに、山の一番上のカードをチェックすれば、そのカードが今ほしいカードなら、補給の後でカードを交換する際には資源を払わずに取ることもできます。
と、考えると、スペシャルカードの山を5つ作る理由も分かります。山がひとつだと、どこに何があるかを調べて覚えておく必要がありませんから。
シャッフルしないで順番そのままなのも、山をよく見て分析する人が得するようにするためですね。
補給直後の取替えがありなのは、コンビネーション攻撃を可能にするような、一連のカードを速やかに手に入れられるようにするため、なんだろうと思います。
この辺の狙いが分かると、スペシャルカードの補給や取替えが、面倒どころか、それが楽しみどころになりました。
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とか、えらそうに観察している間に、二回連続で娘に負けた私。
「んー、やっぱりあの放火魔と斥候の攻撃はすごかったねー。」と言うと、
「そうだねー。お父さんのダメなところはねー、たぶんねー、えーと、あれ、わかんないや。」
とか言われてしまう。最後の「わかんないや」は武士の情けか。なんで娘が武士なんだ。
カタンなら、騎士の情けか?
P.S. ネットで見つけた、日本語化シールを使わせていただいております。ありがとうございます。娘とドイツ語版をプレーするには必須でした。